十和田石の特徴
十和田石を産出する町内の採掘場は、今から1000万年ほど前に形成された岩山に坑口を設け、坑内掘りにより電動カッターで切り出しています。
保温性にも優れているために、内装材、門柱、石堀など、幅広い用途に使われる人気の高い石材です。
十和田石は、火山灰が地表・海底などで堆積して形成された凝灰岩の一種です。
石の表面は無数の小穴が開く多孔質の特徴を備えています。
また同じ軟石種の大谷石と比べると強度が高く、水に濡れると発色の鮮やかなライトグリーンに変わるのが特徴です。
水を吸収しやすく、水を吸った際の色合いの美しさから、浴室の床面や浴槽など、水まわりで使用されることの多い石材です。
また耐水性、耐火性、耐摩耗性にも優れており、軟石と呼ばれる通り、たいへんに加工しやすい石材です。