【細目と中目、荒目について】

大谷石は特徴であるミソの入り方によって分類しています。

細目・・・比較的にミソの大きさが小さいものを細目(さいめ)と呼びます。
     《用途》外壁、内壁、門柱、彫刻など

中目・・・ミソの大きさが大小含まれているものを中目(ちゅうめ)と呼びます。
     もっとも大谷石らしく人気のある種類です。
     《用途》外壁、内壁、門柱、彫刻、ピザ窯(60厚以上)など

荒目・・・中目の中でもミソの大きいものばかり集めたものを荒目(あらめ)と呼びます。
     《用途》外壁、内壁、門柱、彫刻、ピザ窯(60厚以上)など

中目(一般的に大谷石と言えば中目の事です。)

ダイヤ挽き
ビシャン仕上げ
チェーン加工
割り肌

細目(帝国ホテルのレリーフに使用されています。)

ダイヤ挽き
チェーン加工
割り肌

大谷石の特徴

大谷石は時間と共に色が変化いたします。
採石された時は水分を含んでいるのでグリーン系の色です。
そして大谷石が乾燥していくと白っぽい薄いグリーン系の色に変わり、その後茶系の色が混ざったような色に変色します。

グリーン → 白 → 茶 という感じです。

大谷石の特徴は柔らかいので加工性に優れています。
その反面加工中に角欠けが生じる事があり、数ミリ程度の角欠けがある製品もあります。